オカリナの歴史

オカリナはもともとイタリアの楽器です。

その誕生の地はイタリアのブードリオという町である。

ブードリオ(Budrio)はボローニャ(Bologna)「イタリアの古い城砦都市。ヨーロッパ最古の大学があり、音楽学校、美術学校、および古文書、美術および工芸品などがあるので有名である。」の東にローカル線で30分程度のところにある、あまり人々に知られていない人口一万人程度の小さな町である。

現在のオカリナは、ブードリオに住んでいたジュゼッペ・ドナーティ(Giussepe Donati)が、1853年にその原型を発明したと言われている。(注)発明した年は、1860年であるという説もある。

ドナーティは小麦粉を練ってお菓子を焼く仕事のほかに、音楽の愛好家で、アマチュアのピアノおよびヴァイオリンの奏者でもあったが、鵞鳥の形をした焼物の楽器を演奏して友人たちを楽しませたと伝えられている。

しかし一説には、フルートのように細長いテラコッタ製の笛を吹いていたが、弱くて折れ易いので、丸い形の楽器に変えたと伝えられている。

彼はブードリオの近くの川から採った粘土を使って、お菓子を焼く窯を利用して、オカリナを作った。(注)現在の素焼の楽器はトスカーナ地方の粘土を使っており、焼く温度は約900度以上であると聞く。

ドナーティの作ったオカリナは、百数十年経った現在でも、各地に残されたものが集められて博物館の中に大切に保存されている。

その形態の特徴は卵型の両端が尖っており、その形態は現在5代目に当たるファビオ・メナーリオ(Fabio Menaglio)の作品とも極めて似ている。

ジュゼッペ・ドナーティを元祖とするイタリアの優れた技術は、現在に至るまで、ブードリオで、次の五代にわたって受け継がれている。

初代 ジュゼッペ・ドナーティ(1860年より)

2代 チェザリ・ヴィチネッリ(1878年より1920年まで)

3代 グイド・キエザ(1962年まで)

4代 アリーゴ・ミニャーニ(1992年まで)

5代 ファビオ・メナーリオ(現在まで)

種類
日本で作られているオカリナの種類は、通常、次の通りです。
  *ソプラノC
  *ソプラノF
  *アルトC
  *アルトF
  *バスC
イタリアのオカリナは次の通りの種類です。
  *ソプラノC
  *ソプラノG
  *アルトC
  *アルトF
  *バスC

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